柔軟剤のいい匂いは、時に人を虜にしてしまいます。
その匂い、できることなら長く残しておきたいですよね。
そこで本記事では、柔軟剤の匂いを残すためのポイントおよび匂いを残す上での注意点を解説いたします。
「柔軟剤の匂いを少しでも長持ちさせたい!」という希望をお持ちの方は、ご覧になってみてください。
柔軟剤の匂いを残すには?7つのポイントを解説
早速ですが、柔軟剤の匂いを残すためのポイントをご紹介いたします。
本記事では、7つまとめました。
洗剤は無香料のものを選ぶ
柔軟剤の香りを目立たせるために、洗剤は無香料のものを選びましょう。
洗剤の香りが強すぎると、柔軟剤の香りが打ち消されてしまいます。
洗剤の香りで満足できるならまだしも、柔軟剤の香りを引き立たせたい場合は、洗剤の香りを弱める必要があります。
柔軟剤の投入量を守る
柔軟剤の匂いを残そうと、規定量以上に投入してはいませんか?
規定量以上の投入は、正直意味がありません。
なぜなら、水に溶ける柔軟剤の量は決まっているからです。
そのため、規定量以上に柔軟剤を投入すると、溶け残りが出て衣類に付いてしまうことがあります。
また、柔軟剤の種類によっては、強烈な匂いが残ったりふわふわ感が弱まったりすることも・・。
結局のところ無駄遣いになるだけなので、柔軟剤を使用する際は商品ごとに記載された投入量を守りましょう。
外干しよりも部屋干しする
柔軟剤の香りを残したいときは、外干しよりも部屋干しの方が効果あります。
外干しだと直射日光と風の影響で、柔軟剤の匂いが消されてしまいます。
外干しは乾きを早くしたり殺菌効果が高かったりとメリットは多いですが、柔軟剤の匂いを残すという意味では相性が悪いです。
生乾きが心配な方は、屋内でも日当たりのいい場所に干したり、外干しにするけど時間を短くしたりと、工夫することで対策できますよ。
脱水は手短に
脱水時間が長すぎると、柔軟剤の匂いが飛びやすくなります。
一般的に言われる脱水の時間は4~6分程とされていますが、柔軟剤の匂いを残すとなると、これだけで命取りです。
柔軟剤の匂いを残す場合は、2~3分の1回で終わらせるようにしましょう。
脱水の時間設定ができないときは、タイマーなどを用いて時間を計り、時間が経ったタイミングで中止ボタンを押してください。
また、脱水のやりすぎは衣類を傷める原因にもなります。
そのため、普段でもなるべく手短に済ませることを推奨します。
汚れを落とすことが大事!ぬるま湯を使って洗う
汚れが落ちていないと、洗濯物の臭いと柔軟剤の匂いが混ざり合ってしまい、いい匂いが残りにくくなります。
洗濯時には、しっかりと汚れを落とすことが大事です。
そして、汚れを落とすときですが、40℃前後のぬるま湯で洗濯することをおすすめします。
なぜなら、40℃前後の温度が汚れを落とすのに最適とされているからです。
温度が低すぎても汚れは取れにくく、逆に高すぎても衣類が傷んでしまいます。
そのため、洗濯の際はぬるま湯を用いるようにしましょう。
浸け置きする
洗った後~脱水の間に浸け置きすることで、より柔軟剤の匂いが残りやすくなります。
目安は洗濯完了後の30分~1時間程度です。
浸け置きしすぎても、雑菌の繁殖や汚れ戻りが起きてしまうので、上述した時間で行うようにしましょう。
簡単に作れる!柔軟剤スプレーを用いる
浸け置きで時間を使いたくない人におすすめなのは、スプレーでパパっと済ませてしまう方法です。
消臭スプレーをかけるのと同じ感覚で、匂いを付けたい衣類に吹きかけてしまいましょう。
作り方は簡単で、水の量に対して柔軟剤は5%程度で混ぜます。
ただ、注意点として容器に移すと、雑菌が繁殖しやすくなります。
柔軟剤スプレーを作る際は、数日分~1週間分ずつ作るようにしましょう。
逆効果?柔軟剤の匂いが残りにくくなる6つの要因
柔軟剤の匂いを残すことも大事ですが、匂いが残りにくくなる原因も把握しておく必要があります。
たとえ匂いを残そうと努力していても、それらの原因によって阻害されてしまいます。
本段落では、柔軟剤に匂いが残りにくくなる6つの原因をご紹介いたします。
洗剤と柔軟剤を一緒に入れている
意外とやりがちなミスは、洗剤と柔軟剤を一緒に投入してしまうことです。
洗剤は陰イオンで柔軟剤は陽イオンのため、同時に入れると中和が起きて打ち消されてしまいます。
これにより、匂いが薄まるだけではなく、洗剤の効果も落ちてしまいます。
柔軟剤を導入するタイミングは、基本的に最後のすすぎ時ですが、最近の洗濯機は指定の投入口にセットしておくことで、洗濯のタイミングに合わせて柔軟剤を投入してくれます。
そのため、柔軟剤を投入する際は、最後のすすぎ時あるいは別々の投入口に投入するようにしましょう。
洗濯物を詰め込みすぎている
洗濯を一度に済ませたいからと、洗濯物を大量に詰め込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
確かに洗濯を一度に済ませれば、水道代や電気代の節約にも繋がります。
しかし、洗濯物を詰め込みすぎると、洗剤が十分に行き渡らずに汚れが落ちてくれません。
先ほども解説しましたが、汚れが残っていると柔軟剤の匂いが残りにくくなります。
また、洗濯物の詰め込みすぎは洗濯機に負荷を与えてしまい、故障に繋がる恐れがあります。
時短や節約も大事ですが、洗濯機が壊れては元も子もありません。
こうした事も踏まえ、洗濯物は入れすぎないようにしましょう。
目安として、1度の洗濯における洗濯物の量は最大で7割程度とされています。
すすぎが不足している
すすぎが不足していると、洗剤や汚れを十分に落とし切れていないことがあります。
汚れは臭いの原因、洗剤は柔軟剤の匂いを打ち消す原因です。
そのため、すすぎは2回に設定するなどして、長時間行うようにしましょう。
乾燥機を使用している
乾燥機は服がすぐに乾くというメリットがありますが、同時に柔軟剤の匂いをも打ち消してしまいます。
乾燥機に熱風によって水分がなくなり、その際に柔軟剤の成分も失われてしまうのです。
柔軟剤の匂いを残しておきたい場合は、乾燥機の使用は止めておきましょう。
洗濯機(洗濯槽)が汚れている
洗濯機の中身ともいえる洗濯槽が汚れてはいませんか?
洗濯槽の汚れは、雑菌やカビが溜まった状態を意味します。
洗濯槽が汚れたまま洗濯を行うというのは、例えるなら泥水で洗うのと近いようなものです。
つまり、汚れが落ちるどころか、さらなる汚れの促進や臭いの原因にもなりかねないのです。
毎日綺麗に洗濯するためにも、洗濯槽は1ヶ月~2ヶ月に1度の頻度で掃除してあげましょう。
→汚い洗濯機とはおさらば!掃除の方法とやり方を詳しく解説します!
洗濯時にお風呂の余り湯を使用している
洗濯時の節水方法として、お風呂の余り湯を使用する人も多いのではないでしょうか。
ただ、お風呂の余り湯で洗濯するのはあまりおすすめしません。
余り湯とは、すなわち人が入った後の状態を意味します。
当然ながら体に付着していた汚れが溜まっているわけです。
そのお湯を洗濯に使うとなると、正直良いイメージは湧きません。
柔軟剤の匂いを残すことを考えればなおさらです。
柔軟剤を使用するときに限らず、洗濯を行う際は綺麗な水を使用しましょう。
まとめ
本記事では、柔軟剤の匂いを残す方法を解説しました。
柔軟剤を使用したにも関わらず匂いが薄い場合は、柔軟剤そのものより洗濯の仕方や洗濯物の管理方法に関係している可能性が高いです。
もし、本記事に記載した内容が該当していた場合は、今後見直してみるといいでしょう。
本記事でお話した内容を参考に、柔軟剤の匂いを長持ちできるようになれば幸いです!