生理が私生活に及ぼす影響の1つに、布団に血が付いていることが挙げられるのではないでしょうか?
布団に付いた血を見ると、起きて早々嫌な気分になりますよね。
しかも、布団に付いた血は場合によって中々落ちないことがあります。
こうした悩みを解決できるように、本記事では布団に付いた生理の血の落とし方を解説いたします。
便利アイテムまで徹底的にまとめましたので、ぜひ参考にご覧ください。
布団についた生理の血を落とすときに用意するもの
血を落とすと意気込んだものの、何を用意すればいいのか分かりませんよね。
まずは必要なものを抑えていきましょう!
洗剤
水に濡らすだけだと血は落とせないので、洗剤は必須です。
洗剤は弱アルカリ性でも中性洗剤のどちらでも構いません。
ただ、「弱アルカリ性は洗浄力が高い分衣類への負担が大きい」、「中性洗剤は衣類への負担が低い分洗浄力が弱い」という特徴があります。
汚れ具合に応じて、どちらを使用するか決めるといいでしょう。
例えば、血は時間が経つほど落ちにくくなるので、その場合には弱アルカリ性が向いています。
逆に血の量が少なくて時間もあまり経っていない場合は、中性洗剤でも問題ないでしょう。
漂白剤
漂白剤も、生理の血を落とすのに有効なアイテムです。
漂白剤単体で使用するのもいいですが、洗剤と組み合わせて使用する形で構いません。
漂白剤は塩素系と酸素系の2種類ありますが、使いやすいのは酸素系です。
なぜなら、酸素系は色柄物に対しても使うことができるからです。
塩素系は洗浄力こそ高いですが、色落ちのリスクがありますので、あまりおすすめはしません。
歯ブラシor綿棒
今回解説する血の落とし方は、生地をポンポンと叩くようなイメージです。
歯ブラシか綿棒を使うとやりやすいので、どちらかを用意しておきましょう。
タオル
今回の落とし方は、ただ落とすというよりは布団の下にタオルを敷き、汚れを移すようなイメージです。
言葉の通り、タオルが必要となりますので用意しておきましょう。
容器
洗浄液を入れるときに使います。
血の量に合ったサイズのものを用意するといいでしょう。
ゴム手袋
手荒れしやすい人は、洗剤や漂白剤に触れた際にトラブルが起きるかもしれません。
必須とまでは言いませんが、心配な方は装着しておくといいでしょう。
実戦!布団についた生理の血の落とし方
ここからは、布団についた血の落とし方を解説していきます。
①タオルを敷き、血の付いた面と合わせる
最初にタオルを床に敷きます。
布団のシーツを剥がし、血のついた面をタオルに合わせます。
②洗浄液を作る
続いて洗浄液を作っていきます。
作り方は洗剤ごとに多少異なりますが、大まかな目安としては「水100mlに対して洗剤の原液5ml程度」といったところです。
水と洗剤の原液をよく混ぜ合わせましょう。
漂白剤を使う場合
漂白剤を使う場合は、基本的に直接付けます。
洗剤×漂白剤
洗剤と漂白剤をかけ合わせることで、頑固な汚れも落としやすくなります。
洗剤と漂白剤で洗浄液を作る際は、1:1の割合で混ぜ合わせましょう。
③洗浄液を付けて歯ブラシや綿棒で叩く
洗浄液が完成したら、歯ブラシあるいは綿棒にしっかりと染み込ませます。※漂白剤の場合は、布団シーツに直接付ける。
続けて歯ブラシか綿棒で、シミの裏側から叩いてあげます。
タオルに移っていくのを確認しながら作業しましょう。
④水ですすぐ
汚れが落ちたのを確認できたら、水洗いしていきます。
多少シミが残っていても、後述する洗濯機での洗濯を行えば落ちます。
⑤洗濯機で洗う
後はいつも通りの洗濯を行えば完了です。
頑固な汚れには浸け置き洗いがベスト
「布団に血が付いてから1日以上経った」、「布団の広範囲に渡って汚れた」など、頑固な汚れになると、先ほど紹介した方法では落ちない場合があります。
そうしたときは、浸け置き洗いを行ってみましょう。
浸け置き洗いは、その名の通り衣類を水に浸して汚れを落とす洗浄方法です。
①洗面器に水を入れる
まずは洗面器に水を入れます。
ここで大事なのは、必ず水で洗うことです。
血の元であるタンパク質は温かいと固まってしまい、汚れが落ちにくくなります。
そのため、30℃以下の水を使うようにしましょう。
粉末洗剤はペーストで
粉末洗剤を使用する場合は、ペーストを作ってみましょう。
混ぜ方は液体タイプと同じく、規定量の洗剤と水を混ぜ合わせます。
すると、ドロドロとしたペーストが完成しますので、汚れの部分に塗りまくってあげましょう。
②水と洗剤を混ぜて布団シートを浸す
次に水と規定量の洗剤をしっかりと混ぜ合わせ、その中に布団シートを浸けます。
1時間ぐらい様子を見ましょう!
③洗濯機で洗う
浸け置きして汚れが落ちているのを確認できたら、最後は洗濯機で洗います。
裏技!血を落とすときに役立つ便利アイテム
ここまで洗剤や漂白剤を使用したやり方を解説してきましたが、実は身近なアイテムでも血の汚れは落とすことができます。
本段落では3つの便利アイテムをご紹介します。
メイク落としシート
メイク落としシートは、なんと血を落とすのにも有効です。
水洗いする必要がないため、出先などの急な用事で汚れたときでも役立ちます。
安い物でも十分なので、ぜひ活用してみてください。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、水に溶けやすいという特徴があります。
粉末状になっていますので、ペーストを作ってあげましょう。
大根おろし
普段食事で口にする人も多いであろう大根おろしも、血を落とすのに活躍します。
大根に含まれているジアスターゼという成分は、血の元であるタンパク質を分解することができます。
汚れの部分に大根おろしを付け、歯ブラシや綿棒でポンポンと叩いてあげましょう。
血を落とせればこんな汚れも落とせる!
ちょっとした豆知識で、今回お話した血の落とし方は他の汚れにも適用できます。
先ほども少し触れましたが、血はタンパク質からできています。
つまり、血を落とすことができれば、他のタンパク質の汚れも落とせることを意味します。
例えば、普段よく見かける牛乳もタンパク質の一種です。
牛乳をうっかりこぼしてしまったときも、今回解説したやり方を実践してみてください。
どうしてもダメなときはクリーニングに依頼しよう!
色々な方法を試したけど、それでも血が落ちないという場合は思い切ってクリーニング店に依頼しましょう。
クリーニング店は、専用の機械と技術を用いて汚れ落としに取り掛かります。
そのため、中々落ちない血でも、綺麗に落とすことができます。
最近では自宅から集荷を依頼できる宅配クリーニングも人気なので、クリーニング店に足を運ぶ余裕のない方は、こちらを活用してみてください。
クリコムについては下記ページにまとめていますので、よろしければ一度ご覧になってみてください。
クリコムの口コミ・評判まとめ!特徴から分かる利用すべき人は?
まとめ
生理は女性にとって避けられない事なので、ある程度対策していても、布団に血が付いてしまうことはあります。
しかし、血の汚れは時間が経つほど落ちにくくなるので、気付いたらなるべく早く落とす必要があります。
いざという事態が起きた時、素早く対処するためにも、本記事でお話した内容を参考にしていただけると幸いです。