洗濯豆知識

おしゃれ着用剤とは?中性洗剤との違いや使用時の注意点まとめ!

  • おしゃれ着用剤ってよく耳にするけど、どういうものなの?
  • 普通の洗剤との違いは?
  • おしゃれ着用剤は、どんな衣類に使うべき?
  • 使い方を知りたい!
  • 洗剤はどういうものを選べばいいの?

本記事では、上記の疑問が解決できる内容となっております。

おしゃれ着用剤について詳しくまとめましたので、参考にしてみてください。

おしゃれ着用洗剤とは?

おしゃれ着用剤とは、ウールやシルクなどのデリケートな衣類を洗うために使用する洗剤です。

中性洗剤の一種に当たり、液体と粉末のタイプがあります。

デリケートな衣類に向けた洗剤なので、衣類が傷んだり縮んだりするのを防止できます。

また、柔軟化剤効果でふんわり感を出すこともでき、毛玉や毛羽立ち予防においても活躍します。

中性洗剤との違い?

全ての中性洗剤がおしゃれ着用剤に当たるわけではなく、中にはシンプルに「中性洗剤」と指すものもあります。

一般の中性洗剤とおしゃれ着用剤の違いは、界面活性剤の割合と洗剤に含まれている成分が挙げられます。

界面活性剤の割合

まず界面活性剤とは、本来混じり合うことのない水と油を混ぜ合わせる作用のことです。

通常、油の汚れを水で落とそうとしても簡単には落ちません。

しかし、界面活性剤によって水と油が混ざることで、汚れが落ちる仕組みとなっています。

洗剤を使って油が落ちるのは、界面活性剤による働きだと思っていただければ正解です。

話は戻って、おしゃれ着用剤に含まれている界面活性剤の割合は、中性洗剤よりも少ないです。

含まれている成分

おしゃれ着用剤は、柔軟化剤などの成分が含まれています。

おしゃれ着用剤でふんわり感を出せるのは、柔軟化剤の役割が関係しています!

その他、ヘアコンディショナーに入っているシリコンが含まれている場合もあります。

おしゃれ着用剤はどういう衣類に使う?

概要でも解説した通り、おしゃれ着用剤は基本的にデリケートな衣類に使用します。

もう少し具体的に挙げるとすれば、以下の生地が挙げられます。

  • シルク(絹)
  • ウール(毛糸)
  • ニット
  • ナイロン
  • コットン
  • ぬいぐるみ
おしゃれ着用剤を使用するときの参考にしてみてください!

また、上記の生地以外でも、洗濯表示タグに「手洗い」の指定がある場合は、おしゃれ着用剤が向いています。

なぜなら、手洗いを指定するということは、洗濯機だとダメージを受けてしまうからです。

洗濯機でダメージを受けるほどデリケートなことを意味するので、洗剤も優しく洗えるおしゃれ着用剤が向いています。

※手洗いを示すタグは、以下の通りです。

 

 

 

また、その他のタグについては下記ページにまとめていますので、そちらよりご確認ください。

洗濯をするときに必ず知っておきたい!洗濯表示タグまとめ

おしゃれ着用剤を使用するときの注意点

おしゃれ着用剤を使用する際の注意点を2つ紹介いたします。

値段がかかる

おしゃれ着用剤は、1回における洗濯の価格が高くなりがちです。

一般の中性洗剤は1回10円~20円ですが、おしゃれ着用剤は20円~30円かかってきます。

たかが10円の差と思うかもしれませんが、10円が積み重なっていくと大きな額になります。

そのため、おしゃれ着用剤と他の洗剤は分けて使用するのがいいでしょう。

洗浄力は弱い

おしゃれ着用剤はデリケート衣類用ということもあり、洗浄力は弱めです。

これは先ほど解説した界面活性剤の割合が大きく関係してきます。

おしゃれ着用剤は一般の中性洗剤に比べて界面活性剤の割合が低いので、汚れが落ちにくいです。

コストの件も踏まえると、普段から頻度に使用するのはおすすめしません。

おしゃれ着用剤を使うときの洗濯方法

おしゃれ着用剤を上手に使いこなすには、洗濯方法にも気を付ける必要があります。

4つのポイントをまとめました。

色落ち(色移り)チェックを行っておく

色柄物の衣類を洗濯する場合は、事前に色落ちチェックを行っておきましょう。

やり方は以下の通りです。

  1. 白い布に洗剤を付ける
  2. 洗剤を付けた布で衣類に軽く当てる
  3. 布をチェックして色落ちしていなければOK ※色落ちしていた場合は、自宅での洗濯は諦めてクリーニングに依頼するのが無難です。

このように、簡単にできてしまうので色落ちが心配な人は実践してみてください!

頑固な汚れがあるときは部分洗いを行っておく

おしゃれ着用剤は洗浄力が弱いこともあり、シミや黄ばみなどの頑固な汚れは落ちないことが多いです。

頑固な汚れがある場合は、ピンポイントに部分洗いを行っておくといいでしょう。

洗濯機のコースは弱水流

デリケートな生地は、ドライコースやソフトコースなどの弱水流で洗いましょう。※洗濯機によってコースの名称は異なります。

水流の強いコースで洗うと、型崩れの原因になります。

衣類は洗濯ネットに入れる

洗濯ネットは、デリケートな衣類の洗濯に必須です。

洗濯ネットに入れることで、衣類が傷みにくくなります。

厳選!洗濯に最適なおしゃれ着用剤3選!

本記事でもおしゃれ着用剤をいくつかピックアップしました。

今後使用する際の参考にしてみてください。

エマール(EMAL)洗濯洗剤

エマールの洗濯洗剤は、おしゃれ着用剤の売上ナンバー1を獲得したことでも有名です。

成分が繊維の奥までしっかりと浸透するため、汚れや臭いをスッキリ落としてくれます。

また、エマールの洗剤はカタチコントロール洗浄で伸びやヨレを整え、シワ予防もできます。

ラボン シャレボン おしゃれ着洗剤

ラボンの洗濯洗剤は、生乾きの臭いに強いという特徴があります。

というのも、デリケートな衣類は天日干しと相性が悪いため、陰干しで干すことが多くなります。

陰干しは乾きにくいこともあり、干した後に臭いが残ることも珍しくはありません。

しかし、ラボンの洗剤には抗菌効果が付いているため、臭いの発生を抑えるのに活躍してくれます。

アクロン おしゃれ着用洗剤

アクロンの洗剤は型崩れや色あせ、毛玉など、様々なダメージを防ぐことができます。

弱水流は通常すすぎを何回か行う必要がありますが、アクロンのアイテムは1回だけで済ませられるのが特徴です。※全てのアイテムが1回で済むとは限りません。

衣類へのダメージを抑えつつ、節水できるのが強みと言えるでしょう。

まとめ

おしゃれ着用剤は洗浄力が優しいため、ウールやシルクなどのデリケートな衣類を洗濯する際に大活躍します。

しかし、1回の洗濯時における値段が高かったり、汚れが落ちにくかったりというデメリットもあります。

おしゃれ着用剤ばかりに頼るのではなく、他の洗剤とバランスを合わせながら使うのが大事です。