洗濯豆知識

味噌汁のシミが付いたときの落とし方は?軽い汚れから濃い汚れまで徹底解説!

味噌汁をこぼして、服にシミが付いてしまうことはありませんか?

味噌のシミあるあるですよね。

頻度にこぼしてしまうと、対策法の1つぐらい知っておきたいところです。

そこで本記事では、味噌を服にこぼしてシミが付いたときの対処法を解説いたします。

味噌汁を毎日飲む人は必見です!

味噌汁のシミを落とすのは意外に簡単!

味噌汁のシミって、何だか落とすのが難しいイメージがありますよね。

実際は簡単に落とすことができるんですよ!

なぜなら、味噌汁のシミは水溶性だからです。

水溶性は言葉の通り、水に溶けやすい性質を持ちます。

ですから、味噌汁が服に飛び散っても焦らずに対処しましょう。

味噌汁のシミを落とすときの注意点

味噌汁のシミを落とすときですが、2つの注意点があります。

それぞれまとめましたので見てまいりましょう。

応急処置と洗濯は早めに行う

味噌汁のシミが付いた場合、なるべく早めに対処しましょう。

時間が経つと衣類の奥にまで味噌が染みこんでしまい、汚れが落ちにくくなります。

まずは応急処置をし、洗濯もその日の内にやってしまうのがベストです。

おしぼり(飲食店用)の使用はおすすめしない

飲食店で味噌汁をこぼすと、おしぼりを使いたくなりますが、あまりおすすめはしません。

なぜなら、飲食店で配られるおしぼりには、消毒のために塩素が含まれていることがあるからです。

塩素は色柄物の衣類に使うと、色落ちや変色のリスクがあります。

そのため、持参のハンカチ、あるいは紙ティッシュに水を付けて使うようにしましょう。

味噌のシミの落とし方~応急処置編~

ここまでの内容を抑えたところで、味噌汁で付いたシミの落とし方を見てまいりましょう。

今からお話する方法は、シミが付いてすぐに行う応急処置のやり方です。

まず以下のものを用意しておきましょう!

用意するもの
  • タオルやハンカチ(2~3枚)orティッシュ(複数枚)

以下、手順です。

  1. 乾いたタオル(ハンカチ)あるいは、ティッシュでトントンと叩くように当てて、シミを拭き取る。※ゴシゴシすると、横に広がってしまうのでNG
  2. 乾いた状態で拭いた後は、続けて別のタオルやティッシュを水で濡らす。
  3. 水で濡らしたらしっかりと絞り、再びトントンと叩くようにする。※濡らしたタオルやティッシュに移っているのを確認
  4. 最後にもう一度乾いたタオル(ハンカチ、ティッシュ)でトントンと叩く。こうすることで乾きやすくなる。

小さい汚れなら、基本的に応急処置で落とせます。

ただ、薄いシミ跡が残ることはありますので、洗濯は当日中に行うようにしましょう。

味噌のシミの落とし方~軽いシミ編~

応急処置では落ちなかった」、「広範囲で薄いシミが広がってしまった」という場合は、少し別のやり方を実践してみましょう。

用意するもの
  • 中性洗剤(キッチン用洗剤でも可)
  • 歯ブラシ
  • タオルorハンカチ

以下、やり方です。

  1. シミが付いている部分の裏側にタオルを敷く。
  2. 歯ブラシを水で濡らし、シミ部分をトントンと軽く叩く。※ゴシゴシすると汚れが広がったり、衣類が傷んだりするのでNG
  3. 中性洗剤をシミの部分に垂らす。※今回は中性洗剤を活用します。
  4. 歯ブラシで再度シミ部分をトントンと叩く。※シミが落ちない場合は、揉み洗いしても大丈夫です。
  5. タオルにシミが移っているのを確認したら、水ですすぐ。
  6. 最後にいつも通り洗濯を行う。

以上となります!ただ、こちらの方法を実施する際ですが、見ての通りすすぎを行う必要があります。

ウールやシルクなど、水洗いに向いていない素材はやらないようにしましょう。

これは後述する「濃いシミの落とし方」にも言えることです!

味噌のシミの落とし方~濃いシミ編~

大量の味噌汁がかかってしまった」、「味噌煮込みうどんや土手煮など、濃いシミが付着した」といったケースもあるのではないでしょうか?

本段落では、濃い味噌のシミが付いてしまった場合の落とし方をまとめました。

パターン①

1つ目のパターンは、酸素系漂白剤を中心に用いた方法です。

漂白剤には塩素系もありますが、こちらは洗浄力が高く、色柄物は色落ちしてしまうのでおすすめしません。

これに対し酸素系漂白剤は、色柄物の衣類にも対応できます!
用意するもの
  • 中性洗剤
  • 酸素系漂白剤(液体タイプ)
  • 洗面器やバケツなど、やや大きめの容器

以下、手順です。

  1. 洗面器に40℃前後のぬるま湯を張る。
  2. 適量の洗剤を導入し、ぬるま湯と混ぜ合わせる。
  3. 酸素系漂白剤を直接塗布する。
  4. 最初に作った洗剤液の中に衣類を浸ける。
  5. 20分ほど放置。
  6. 衣類を水ですすぎ、最後に洗濯を行う。

パターン②

続いて紹介する方法は、酸素系漂白剤に加えてセスキ炭酸ソーダとクエン酸を用いた方法です。

用意するもの
  • 中性洗剤
  • 酸素系漂白剤(液体タイプ)
  • セスキ炭酸ソーダ
  • クエン酸
  • タオル
  • 歯ブラシ

以下、手順です。

  1. シミが付いた部分の裏側にタオルを敷く。
  2. 歯ブラシを水で濡らし、シミ部分をトントンと軽く叩く。※ゴシゴシすると汚れが広がったり、衣類が傷んだりするのでNG
  3. 中性洗剤をシミの部分に垂らす。※ここまでは軽いシミを落とす時と同じです。
  4. シミが隠れる程度にセスキ炭酸ソーダをかけ、続けて酸素系漂白剤を塗布する。
  5. 熱湯をシミ部分にかける。
  6. 10分~20分放置する。
  7. 最後にクエン酸をかけ、その後はいつも通り洗濯を行う。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性なので、衣類に負担がかかりやすいです。それを防止するために、クエン酸で中和させます!

味噌のシミをどうしても落とせないときはクリーニングに!

自分で落とそうとしたけど落ちなかった」、「ウールやシルクといったデリケートな衣類だから水洗いできない」という場合は、クリーニング店に依頼するのが無難です。

クリーニングであれば、専門の技術や機械を用いてシミ抜きに行ってくれるので、頑固な汚れも落としてくれます。

昨今では、自宅から集配ができる宅配クリーニングもあります。

クリーニング店に行く時間のない方は、宅配サービスの利用を検討してみてください!

ただ、注意点としてドライクリーニングはNGです。

最初も解説しましたが、味噌のシミは水溶性の汚れなので、ドライクリーニングだと汚れが落ち切らない場合があります。

心配な方は、予めクリーニング店に確認しておくといいでしょう!

まとめ

味噌のシミは水溶性ということもあり、油や血液の汚れに比べて落としやすいのがポイントです。

軽い汚れならすぐに応急処置を行えば、簡単に落ちます。

ただ、中には大量の味噌がかかった場合や味噌煮込みうどんの汁など、味噌でも頑固な汚れが存在します。

応急処置で落ちない場合は、酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダを活用してみてください。