洗濯物の干し方といえば、「〇〇干し」や「△△干し」など色々あります。
ただ、色々干し方があっても逆に混乱を招きかねません。
「この洗濯物はどの干し方はいいの?」など、特に洗濯初心者の人は困ってしまうでしょう。
そこで本記事では、洗濯物の干し方の種類および、どういったタイミングで行うかをまとめました。
干し方の種類
干し方の種類ですが、主に7つ挙げられます。
①吊り干し
吊り干しは、衣類をハンガーにかけて干す方法です。
ハンガー干しと言われることもあります。
洗濯物の干し方で最もメジャーで、主にシャツを干すときに用いられます。
ハンガーにかけて吊るすため、スペースを取ることなく洗濯物を干すことができます。
また、ハンガーには衣類が張り付くのを防ぐ効果があります。
これにより通気性が良くなり、衣類の乾きが早くなります!
②平干し
平干しは、衣類を平らに広げて干す方法です。基本的に専用の平干し台ネットを用いて干します。
衣類の中にはそのまま干すと、水の重みによって繊維が伸びて型崩れすることがあります。
平干しであれば、水の重さが均等に分割されるので、デリケートな衣類であっても型崩れするのを防止できます。
③竿干し
竿干しは、一本の物干しに衣類を2つ折りにしてかける干し方です。
平干しに並んでニットやマフラーなど、デリケートな衣類を干すときの方法として挙げられます。
負担面だけで考えるなら平干しが最適ですが、その分乾きも遅くもなります。
「衣類への負担を抑えながらも、乾かす時間を短縮したい」ときに役立つでしょう。
また、デリケートな衣類以外でも、マキシ丈ワンピースといった肩紐がある衣類も、竿干しすることで肩紐が伸びるのを防止できます。
④筒干し
筒干しは、主にピンチハンガーを用いて筒状に吊り干しする方法です。
ジーパンやスカートなどのボトムスを干すときに用いられます。
筒状にすることで通気性が上がり、厚手の生地でも乾きやすくなります。
また、ボトムスはポケット部分が乾きにくいので、干すときは裏返しにしておきましょう。
⑤ずらし干し
ずらし干しは、7:3ぐらいの割合で片面をずらして干す方法です。
敢えて片面をずらすことで、空気に触れやすくなって乾きやすくなります。
大きいバスタオルを干すときに活用してみるといいでしょう。
ただ、重さの比率が変わることでずれ落ちやすくなるため、干す際は強力な洗濯バサミを用いてください。
⑥じゃばら干し
じゃばら干しは、蛇がくねくねした姿を彷彿させる形で干す方法です。
ピンチハンガーを用いて干します。
シーツやバスタオルなどの長いもので、地面につきそうなアイテムを干すときに活躍します。
⑦M字干し
M字干しは物干し竿を2本用意し、またぐように干す方法です。
2本をまたぐように干すことで、空気が通りやすくなって洗濯物の乾きが早くなります。
大きいタオルや毛布などを干すときに用いります。
洗濯物を干すときの注意点
干し方の種類を把握しておくのも大事ですが、洗濯物を干す際は他にも注意すべき点があります。
本段落では、3つの注意点をまとめました。
洗濯表示タグを確認する
洗濯表示タグとは、洗濯や乾燥や干すときなど、洗濯物の取扱い方法を絵記号で指示したタグのことです。
例えば、そのまま水洗いして大丈夫な衣類もあれば、水洗いが不可の衣類もあります。
ただ、衣類を見ただけだと何が良くて何がダメなのかをすぐには判別できません。
洗濯表示タグは、衣類を取り扱う上での良し悪しをすぐに見極められるために作られたものです。
水洗いが不可の場合、以下の記号が記載されています。

そして、洗濯表示タグの中には干すときの扱い方法を記載されたタグもあります。
例えば、吊り干しを指定する場合は以下の記号です。

上記絵記号が記載されている場合は、原則吊り干しでしか干してはいけないことを意味します。
こんな感じで、洗濯表示タグは、どの衣類にも必ず付いています。
洗濯を行う際は、事前に確認しましょう。
干し方のタグも解説していますので、よろしければ一度ご覧になってみてください。
ハンガーの種類
ハンガーといえば、一般的に全部同じものをイメージするでしょう。
しかし、ハンガーの中にもシャツ用やスーツ用、ボトムス用と細かく分けられています。
また、材質もプラスチックやスチールなどいくつか存在し、値段や耐久性が異なってきます。
闇雲に揃えるのではなく、家にある衣類の種類と数を把握した上で適切なハンガーを購入するようにしましょう。
ハンガーの種類については下記ページにまとめていますので、詳しく知りたい方はご覧になってみてください。
干す場所
洗濯物といえば、一般的に日差しが当たる場所で干すことが多いです。
しかし、衣類によっては直射日光がダメージとなり、素材が傷んでしまいます。
例えば、色柄物の衣類は色が落ちやすくなったり、デリケートな生地は型崩れが起きたりするでしょう。
これらの素材を乾かす際は、なるべく風通しのいい日陰に干すことをおすすめします。
まとめ
洗濯の干し方はシンプルなように思えて、衣類を効率よく乾かしたり生地に加わるダメージを抑えたりする上で非常に大事なことです。
普段使う衣類は、どの干し方に適しているのか?
分からなくなった際には、再度本記事を参考にしてみてください。
また、当サイトでは他にも洗濯に役立つ情報を発信しております。
洗濯初心者の方や普段あまり洗濯しないアイテムの洗い方(スーツ、布団、学生服など)をまとめていますので、興味があればご覧になってみてください。