洗濯豆知識

カーテンを自宅で洗う方法を一挙解説!綺麗に復活させよう!

自宅にかけてあるカーテンを見たときに、汚れが気になることはありませんか?

カーテンは通常の衣類に比べて、毎日のように洗濯するわけではありません。

そのため、汚れが溜まっているというケースも多いです。

この状況を見て「カーテンを洗濯しよう!」と意気込みたいところですが、どうやって洗濯すればいいのか分からない人も多いでしょう。

カーテンは、通常の衣類と洗濯していいのか?

そこで本記事では、カーテンを洗濯する方法をまとめました。

カーテンを洗濯するメリット

カーテンは中々洗う機会がなく、中には「洗わなくてもいいのでは?」と考えている人もいるでしょう。

しかし、カーテンを洗濯することには大きなメリットがあります。

ホコリや菌が空気中に舞うのを抑えられる

どんなに部屋を綺麗にしていても、必ず空気中には目に見えないホコリや菌が舞っています。

これらはカーテンにも付着し、風が吹くなどの拍子で揺れたりすると部屋中に舞ってしまいます。

恐ろしいのは、舞ったホコリや菌に気が付かず、吸ってしまうことです。

言わずと分かる通り、ホコリや菌を吸い込むのは身体の衛生上よくありません。

しかし、カーテンを洗濯しておくことで、空気中に舞うホコリや菌を減らすことができます。

結果、衛生面でメリットを得られるのです。

部屋の雰囲気が明るくなる

カーテンに限った事ではありませんが、汚れによって黒ずんだり明るさが無くなったりすることもあります。

カーテンは部屋の一部分を覆っているため、カーテンが暗くなれば部屋も暗くなってしまいます。

そのため、カーテンを綺麗にして、部屋の雰囲気を明るくしましょう。

部屋が明るくなれば、自分自身の気持ちも明るくなれます。

イメージとしては曇りや雨の日よりも、晴れの日のほうが明るくなるという感じですね!

気持ち的な問題でも、カーテンの洗濯はメリットをもたらしてくれます。

カーテンを自宅で洗うときに用意するもの

カーテンを自宅で洗う際には、いくつかご用意いただきたいものがあります。

必要なアイテムをまとめましたので、見てまいりましょう。

中性洗剤

カーテンの中には、特殊な素材やデリケートな素材を用いられていることがあります。

そのため、洗浄力の弱い中性洗剤をおすすめします。

洗剤だけでは心もとない場合は、後述する酸素系漂白剤とセットで用いるといいでしょう。

酸素系漂白剤

必須ではありませんが、カーテンの汚れが酷いときは漂白剤を用いりましょう。

漂白剤を用いることで、頑固な汚れも落としやすくなります。

また、漂白剤は酸素系のタイプを用いりましょう。

酸素系漂白剤は塩素系に比べて洗浄力が弱く、色柄物にも使うことができます。

ただ、素材によっては酸素系漂白剤でも使用NGの場合があります。

そのため、事前に洗濯表示タグを確認しておきましょう。

柔軟剤

洗剤と漂白剤に加えて、おすすめしたいのは柔軟剤です。

柔軟剤には生地を柔らかくする効果があり、洗濯ジワや静電気を防ぐことでも知られています。

また、消臭効果もあるため、部屋中にいい香りを出すことができます。

いい香りが部屋に広がれば、気持ちも明るくなれますよ♪

洗濯ネット

洗濯機で洗うときに使用します。

水流で素材が傷んでしまうのを阻止するためです。

大きめの容器

手洗いで洗濯するときに用いります。

カーテンなので、少し大きめのものを用意しましょう。

大きめの容器がない場合は、浴槽で洗っても大丈夫です。

カーテンを自宅で洗濯するときの注意点

カーテンの洗濯へといきたいところですが、その前にいくつか注意点を知っておいてもらいたいです。

4つの注意点をまとめました!

洗濯表示タグを確認する

洗濯表示タグとは、衣類を洗濯や乾燥、干すときの取扱い方法を指示したタグのことです。

例えば、「乾燥禁止」、「手洗いのみ」といった感じですね。

カーテンを始めとする全ての衣類に付いています。

洗濯表示タグの指示を守らずに、衣類を取り扱ってしまうと、傷んだり縮んだりして使い物にならなくなることがあります。

そのため、洗濯前には必ず洗濯表示タグをチェックしておきましょう。

洗濯をするときに必ず知っておきたい!洗濯表示タグまとめ

落とせる汚れは先に落とす

カーテンを長い間洗っていないと、ホコリやカビが付いていることがあります。

このまま洗濯してしまうと、洗濯機の中身も汚れやすくなってしまいます。

そのため、落とせる汚れであれば洗濯前に落としておきましょう。

例えば、ホコリなら外で振り払う、カビなら漂白剤を入れた水の中に浸け置きしておくことで落ちやすくなりますよ。

フックは外す

フックが付いたまま洗濯すると、洗濯中に引っかかってカーテンそのものが傷付いたり洗濯機の故障に繋がったりします。

カーテンを洗濯する際は、フックを取り外しておきましょう。

フックが縫い付けされて取り外せない場合は、フック部分をたたんでタオルで被せます。

続いてたたんだ部分をヒモで縛るなどして、フックが露出しないようにしましょう。

色落ちするかしないかをチェックする

洗濯表示タグでは指示されていなくても、長年使用していると、経年劣化で色落ちすることがあります。

色落ちが気になる場合は、事前にチェックしておくといいでしょう。

色落ちチェックのやり方は、以下の通りです。
  1. 白い布に洗剤を付ける
  2. 洗剤を付けた布で、カーテンを軽く抑える
  3. この時、白い布に色が移っていなかったらOK。色が移っていた場合は、自宅での洗濯は止めておこう。

実践!カーテンを自宅で洗う方法(洗濯機編)

それではカーテンの洗濯方法を解説いたします。

まずは、洗濯機を使った洗濯方法から見てまいりましょう。

①カーテンを折って洗濯ネットに入れる

最初にカーテンを折り畳んで洗濯ネットに入れましょう。

また、カーテンを折る際はジャバラ折りにします。

ジャバラ折りとは、山折りと谷折りを交互に繰り返して均等な幅で折る折り方です。

ジャバラ折りする際ですが、汚れが目立つ部分を表にすることで、洗濯時に汚れが落ちやすくなります。

②洗剤(漂白剤)を投入する

続いて洗剤を投入しましょう。

洗剤の種類は、先ほども解説した通り、中性洗剤がおすすめです。

また、汚れが酷い場合は、酸素系漂白剤もセットで入れましょう。

③カーテンを洗濯機に入れたら弱水流コースで洗濯開始

続いて洗濯ネットに入れておいたカーテンを洗濯機に入れます。

そして、お手洗いコースやドライコースなどといった弱水流で洗濯を開始します。

弱水流は優しく洗ってくれるので、生地が傷むのを防止してくれます。

また、カーテンはサイズが大きいこともあり大量の水を使用します。

コース選択時の水量は最大を選んでおきましょう。

加えて、柔軟剤を使用される場合は、すすぎのタイミングで投入します。

洗濯機によっては、柔軟剤用の投入口にセットしておくことで、すすぎ時に自動投入してくれます!

④脱水を行う

次に脱水を行いましょう。

カーテンの場合、脱水は30秒程度がベストです。

長時間やるとシワになってしまいます。

時間設定ができない場合は、ストップウォッチを使うなどしてご自身で時間を計りましょう。

⑤乾燥機はNG!自然乾燥を行う

乾燥機はシワの原因となるため、カーテンを乾燥させるときは基本的に自然乾燥で行いましょう。

ただ、カーテンを乾燥させるときはいくつか気を付けていただきたい点があります。

以下、詳細です。

  • カーテンレールに吊るして乾かす:レールに吊るすことで、濡れたカーテンの重みによって全体のシワが伸びで形が整えられます。
  • 吊るす際は形を整えておく:シワを伸ばしておくことで、洗濯後にシワができにくくなります。
  • 風通しのいい日陰で干す:直射日光に当てると生地が傷みやすくなるため。

実践!カーテンを自宅で洗濯する方法(手洗い編)

洗濯表示タグで「手洗いのみ」と指定されている場合は、手洗いで行う必要があります。

本段落では、手洗いでのカーテンの洗濯方法をまとめました。

①容器(浴槽)に水を入れる

容器あるいは浴槽に水を入れます。

水温は30℃以下で、カーテンが浸かるぐらいまで溜めましょう。

②洗剤を投入

洗剤を投入します。

洗剤だけでは物足りない場合は、酸素系漂白剤も投入しましょう。

③カーテンを折って容器(浴槽)の中に入れる

洗濯機と同様、カーテンをジャバラ折りして容器の中に入れます。

④押し洗いを行う

カーテンを手洗いするときは、押し洗いで行います。

押し洗いとは、手でゆっくり衣類を押して洗う方法です。

優しく洗うので、生地が傷みやすいカーテンとは相性抜群の洗濯方法です!

水が汚くなったら適度に入れ替え、押し洗いしても水が汚くならない程度にまで洗いましょう。

⑤すすぐ

押し洗いである程度汚れが落ちたら、仕上げにすすぎを行いましょう。

また、柔軟剤を使用する場合は、このタイミングで投入してください。

⑥脱水を行う

すすぎが完了しましたら、続いて脱水を行います。

洗濯機でやるのも大丈夫ですが、電気代・水道代を節約したい人は、タオルに包んで脱水するという方法でも構いません。

ある程度水分を吸収できたことが確認できましたら、次の乾燥に移りましょう。

⑦乾燥させる

最後に乾燥させます。

やり方は洗濯機の時と同じです。

カーテンを洗濯する頻度

ここまでカーテンの洗濯事情を説明してきましたが、気になるのはカーテンの洗濯頻度ですよね。

カーテンの種類にもよりますが、薄手のレースカーテンなら年2回厚手のドレープカーテンなら年1回を目安に行うといいでしょう。

ただ、室内で喫煙される場合や何かしらの要因でカーテンが汚れやすい環境にある場合は、状況に応じてこまめに洗濯しても大丈夫です。

自宅で洗うのが難しいときの手段

洗濯表示タグで水洗い不可や手洗い不可の指示がされている場合、自宅で洗うことはできません。

そうしたときは、クリーニング店に依頼するといいでしょう。

クリーニング店であれば専門の技術や機械を用いて、クリーニングに取りかかってくれます。

自宅では洗えない生地でも、綺麗に仕上げてくれることに期待できるでしょう。

また、昨今では、自宅からでもクリーニングに出せる宅配クリーニングも人気です。

普段バタバタしてクリーニング店に足を運ぶ余裕のない人は、宅配クリーニングの利用を検討してみてください。

カーテンのみならず、他の衣類もセットで依頼されてはいかがでしょうか?

ただ、クリーニング店であっても対応できない場合があります。心配な人は、事前に依頼予定のクリーニング店に確認しておくといいでしょう。

まとめ

カーテンは基本的に布製品でもあるため、汚れを放置するほど取れにくくなります。

そのため、定期的に洗濯を行ってあげることが大事です。

毎日毎週とは言いませんが、1年に1~2回の頻度で洗ってあげてください。

カーテンを洗えば衛生的に良くなり、部屋の雰囲気も明るくなります。

綺麗なカーテンにするためにも、本記事でお話した内容を活用いただければ幸いです。