洗濯豆知識

ベビー布団の洗い方は?正しい洗濯方法、洗濯できないときの方法まとめ

赤ちゃんを快適に眠らせてあげるためにも、ベビー布団の手入れはかかせません。

しかし、実際どのように洗えばいいのか自信がない人も多いのではないでしょうか。

通常の衣類と同じように洗えばいいのか?」、「ベビー布団は、特別な洗濯方法があるのか?」など、疑問は出るでしょう。

そこで本記事では、ベビー布団の正しい洗い方を解説していきます。

ベビー布団の洗濯方法でお悩みの人は、ご覧になってみてください。

ベビー布団の洗濯頻度は?手入れも忘れずに!

ベビー布団を洗う場合、2ヶ月~3ヶ月に1回の頻度で洗えば問題ありません。

あんまり頻度に洗っても素材が傷みやすくなります。

大きな汚れが出ない限りは、ワンシーズンに1回という風に覚えておけばよいでしょう。

ただ、2ヶ月~3ヶ月に1回というのは、あくまでも洗濯の頻度に過ぎません。

ここからお話する手入れは、なるべく高頻度で行ってください。

手入れ必須!天日干しや掃除機もやるように!

洗濯するのはもちろんですが、天日干しや掃除機による手入れも忘れてはいけません。

天日干しは2~4日に1回、掃除機は1週間に1回ぐらいの頻度で行います。

まず天日干しをする際は、なるべく晴れの日にしましょう。

曇りや雨の日は、湿気が強くて乾きにくいです。

また、掃除機は通常のタイプよりも、専用の布団掃除機のほうが高い吸引力を誇ります。

普通の掃除機しか持っていない場合は、布団用ノズルで直接吸い取るのがおすすめです!

布団乾燥機をお持ちの方は、併用して使えばより効果が出やすいです。

あると便利!除菌ケアも行おう

雨の日が続いたり忙しくて洗濯の余裕がなかったりする場合は、除菌ケアを持っておくと便利です。

除菌ケアを使うだけでも多少の効果はあるので、持っておいて損はありません。

除菌剤で有名なものは、ファブリーズやリセッシュ、エールズなどが挙げられます!

これあると便利!洗濯前に用意しておきたい4つのアイテム

ベビー布団を洗濯する際には、いくつか用意しておきたいアイテムがあります。

本段落では4つのアイテムをまとめました。

ベビー用洗剤、おしゃれ用洗剤

赤ちゃんの肌はデリケートなので、大人用の洗剤と同じものを使うと肌荒れを起こす危険があります。

そのため、赤ちゃんの肌を考慮して作られた「ベビー用洗剤」か刺激の少ない「おしゃれ用洗剤」が使いましょう。

大きめの洗濯ネット

ベビー布団を洗濯機で洗う場合は、洗濯ネットを用意しましょう。

なぜなら、布団をそのまま洗濯機に入れてしまうと、素材が傷んでしまう恐れがあるからです。

そのため、必ず洗濯ネットに入れてくださいね。

また、小さい洗濯ネットだと入りきらないことがあるので、布団が余裕を持って入るぐらい大きめのものを用意しましょう。

物干し竿

物干し竿は、洗濯前に埃や汚れを叩き落すときに使います。

大きい布団を手で持ちながらやるのは大変なので、物干し竿があると便利です。

ブラシ

必須というほどではありませんが、ブラシも持っておくとよいでしょう。

上述した埃や汚れを叩き落すときに活用します。

ただし、ブラシは思い切りやると素材が傷む可能性があります。

あまり力を入れずに優しく「トントン」と叩くぐらいの感覚で落としましょう。

ベビー布団の洗い方(洗濯機編)

では、用意するアイテムを理解したところで、ベビー布団の洗い方を解説していきます。

まずは洗濯機で行う場合のやり方です!

ステップ形式でまとめました。

①ファスナーを閉じる

最初にベビー布団のファスナーは全て閉じておきましょう。

なぜなら、ファスナーを開けたまま洗濯すると壊れやすくなるからです。

洗濯よりも、最初にファスナーを閉じることを忘れないでくださいね。

②洗濯ネットにベビー布団を入れて洗濯機の中に入れる

次にベビー布団を洗濯ネットに入れましょう。

必要なアイテムのところでも解説した通り、少し大きめのネットを用意してください。

ネットに入れたら、洗濯機の中に入れます。

③洗剤を入れる

続いて、ベビー用洗剤あるいはおしゃれ用洗剤を投入します。

④押し洗いモードや毛布モードで洗濯開始

ベビー布団を洗うときは、水流の弱い押し洗いモードか毛布モードで洗濯しましょう。

⑤すすぎを行う

上記の洗濯が完了したら、次はすすぎ洗いを行います。

また、この時手でベビー布団を上下に揺することで、長時間すすぎを行っても布団が傷みにくくなります。

⑥脱水

すすぎが終わったら、脱水しましょう。

脱水は軽く行う程度で大丈夫です。

目安としては、ベビー布団を持ち上げられる程度でしょうか。

ベビー布団の洗い方(手洗い編)

次に手洗いでベビー布団を洗う場合のやり方を見てまいりましょう。

こちらもステップ形式でまとめました。

①布団を折りたたむ

最初に布団をたたみましょう。

布団をたたむときは、屏風畳みといってWの字を作るようにたたみます。

②水温30℃のぬるま湯を用意

ベビー布団を洗うときは、30℃程度のぬるま湯を用意します。

なぜなら、ぬるま湯は汚れが一番落ちやすい温度だからです。

というのも、温度が高くなるほど溶解度は上がります。

溶解度とは、水の温度に比例して固体が溶ける量を表したものです。

溶解度が上がれば上がるほど、個体は溶けやすくなります。

ここで言う固体とは、当然布団に付いた汚れを指します。

ただ、これを聞くと「もっと高い温度がいいのでは?」と思う人もいるでしょう。

しかし、温度が高すぎると、今度は逆にたんぱく質の変化で固体が固まって溶けにくくなります。

そのため、30℃程度のぬるま湯がベストなのです。

③洗剤を投入して浴槽の中に布団を入れる

洗濯機の時と同様に、ベビー用洗剤あるいはおしゃれ用洗剤を投入します。

洗剤を投入したら、最初に折りたたんだ布団を浴槽の中に入れましょう。

④優しく押し洗いをする

ベビー布団を浴槽の中に入れたら、押し洗いで布団の中に洗剤が染み込むようにしましょう。

⑤30分程度浸け置きする

洗濯液が全体に染み渡りましたら、30分程度浸け置きします。

⑥シャワーですすぐ

浸け置きが完了した後は、シャワーですすぎます。

布団に付いた洗濯液をしっかりと落としましょう。

⑦脱水する

最後に脱水します。

手洗いで脱水する場合、浴槽のふちにかけましょう。

それか脱水だけ洗濯機を使って行うのもありです。

アフターケア必須!ベビー布団の干し方

洗濯を洗うだけで終わってはいけません。

濡れたままの布団を放置していると湿気が落ちずに、臭いが残ったり菌やカビが増えやすくなったりします。

そのため、洗濯が終わった後は必ず干すようにしましょう。

M字干しあるいは三角干しにすることで、乾燥を早められます!

布団は日陰干しで!

布団の干し方は、洗濯機と手洗い共に、風通しの良い場所で日陰干しします。

なぜなら、乾燥していない布団を天日干しすると、型崩れや生地の劣化に繋がる恐れがあるからです。

ただ、これを聞いて、「ベビー布団は天日干しでは?」と思われた人もいるでしょう。

実際に先ほどの「ベビー布団の洗濯頻度は?手入れも忘れずに!」では、「天日干しをしましょう」と解説しました。

しかし、天日干しを行うのは、あくまでも洗濯をしていない乾燥状態の布団を干すときに限ります。

洗濯を行わずに布団だけ干す場合は天日干しで大丈夫ですが、洗濯を行ったときは必ず日陰で干しましょう。

洗濯できない場合はクリーニング店へ

ここまでの内容をご覧の通り、ベビー布団は基本的に洗濯することが可能です。

もし、ご自身でやれる場合は、自宅で洗ってみるとよいでしょう。

ただし、ベビー布団の種類によっては、洗濯表示タグに「水洗い禁止」と表示されていることがあります。

この場合、当然洗濯できないことを意味します。

仮に水洗いを行うと、布団の素材は傷んで使い物にならなくなります。

また、禁止タグがなくても、敷布団のサイズが大きすぎて洗濯を行うのが難しいケースもあります。

色々な要因から、自宅でベビー布団の洗濯ができないと判断した場合は、クリーニング店に出すのが手っ取り早いでしょう。

クリーニング店舗であれば、プロによる技術と専門の機械を用いたやり方でベビー布団を綺麗にしてくれます。

自宅から出せる?宅配クリーニングという手も

昨今では、宅配クリーニングも人気です。

宅配クリーニングは、その名の通り宅配型のクリーニングなので、自宅にいても洗濯物を集荷してもらえます。

車がなくて布団を運べない」や「普段忙しくて布団を運ぶ時間がない」といった人は、宅配クリーニングの利用を検討してみるとよいでしょう。

自宅にいてもクリーニングに出せるなんて、便利な時代になったものです♪

ベビー布団以外にも!赤ちゃん寝具の洗濯頻度

本記事ではベビー布団の洗濯方法を中心に解説してきましたが、赤ちゃんの寝具は他にもあります。

以下、該当アイテムと洗濯頻度です。

  • カバー・シーツ:2~3日に1回
  • マット:1週間に1回
  • タオル:毎日

カバー・シーツやマットなどのアイテムは、赤ちゃんの汗やよだれが付きやすい部分なので、なるべく高頻度で洗うのが好ましいです。

また、赤ちゃんはタオルをよく使うので、タオルは毎日洗うようにしましょう。

まとめ

ベビー布団は、赤ちゃんを快適に眠らせるために無くてはならないものです。

だからこそ、正しいやり方で洗濯をして、気持ちよく眠らせてあげたいですよね。

赤ちゃんの幸せな寝顔を見るためにも、本記事でお話した洗濯方法をご参考いただければ幸いです。

はたまたご自身で洗濯するのが難しい場合は、クリーニングに依頼するのもよいでしょう。

【完全個別洗い】他のお客様のものと一緒に洗いません。「しももとクリーニング」